女たち

篠原ゆき子|倉科カナ|高畑淳子|サヘル・ローズ|筒井茄奈子|窪塚俊介 製作|奥山和由 プロデューサー|木谷真規  監督|内田伸輝 エグゼクティブ・プロデューサー|中村直史  ジャッキー・ウー   橋本浩 主題歌|荒木一郎 カバーバージョン:Little Black Dress(TOKYO RECORDS INC) 撮影|斎藤文  照明|松本永  録音|大塚学  ヘアメイク|トウ・ヒョウ 企画|チームオクヤマ  製作|吉本興業、チームオクヤマ、グローバルジャパン、キョウデングループ  制作プロダクション|エクセリング  協力|ニッポン放送、京都芸術大学、シックスセンスラボ 制作協力|KATSU-do  配給|シネメディア、チームオクヤマ ©「女たち」製作委員会 2021年/日本/カラー チームオクヤマ25周年

ねぇ、生きるって、なに?信じてるってなにを・・・
6月1日(金)TOHO シネマズシャンテ他、全国公開!
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イントロ

透き通った青い空と目を奪う豊かな緑。風光明媚な景色の中には、コロナ禍の重く淀んだ空気に囚われて生きる女たちの営みがあった。

映画『ハチ公物語』(1987)、『ソナチネ』(1993)、『GONIN』(1995)と邦画斜陽期から攻撃的な姿勢で様々な色合いの映画を製作してきた、レジェンダリープロデューサー・奥山和由。現在もプロデューサーとして『エリカ38』『銃』『海辺の映画館-キネマの玉手箱』などの意欲作を手掛けるとともに、映画監督作も発表する八面六臂の躍動を見せている。そんな奥山が、コロナ禍でふさぎ込んだ時代に風穴を開ける新作映画を製作した。それが『女たち』だ。

舞台は透き通った青い空と、自然豊かな緑が眩しい山あいの田舎町。年老いた体の不自由な母親と二人暮らしをする美咲は、母・美津子のホームヘルパーとして自宅を訪れる直樹との結婚を夢見ていた。罵詈雑言を浴びせかけてくる毒母・美津子との息苦しい日々のオアシスは直樹との逢引き。そしてもう一つは幼なじみの親友・香織が営む養蜂場。丹精込めて作った香織のハチミツは甘く優しく、癒される。ところが直樹の手ひどい裏切りと香織の突然すぎる死によって、美咲の心のダムは決壊寸前を迎える。「なんで死んじゃったんだろ…」。人と人との距離が引き離されたコロナ時代。でも心と心は?ひとさじのハチミツが“女たち”の心を繋ぎとめる。

製作総指揮の奥山和由がギリギリの女たちの生き様を見つめるのは、映画『GONIN2』以来約 25 年ぶり。加えてチームオクヤマ発足 25 周年の節目にもあたる。映画作りに奇縁や必然はつきもの。当然のようにキャスティングにも、幾多もの必然が生まれることになった。

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ストーリー

主人公の美咲は、母の介護をしながら地域の学童保育所で働いている。

東京の大学を卒業したものの、就職氷河期世代で希望する仕事に就くことができず、恋愛も結婚も、なにもかもがうまくいかず、40歳を目前にした独身女性である。

娘を否定しつづける毒母、そんな母に反発しながらも自分を認めてもらいたいと心の奥底で願う娘。そこに「介護」という現実がのしかかってくる。

お互いに逃げ出したくても逃げ出せない。あるとき、美咲が唯一心のよりどころとしている親友・香織が突然命を絶ち、いなくなってしまう。美咲にとって、養蜂家として自立する香織は憧れだった。美咲の心もポキリと折れ、崩壊へと向かっていく。

キャスト

美咲/篠原ゆき子 Yukiko Shinohara

篠原ゆき子 写真

神奈川県出身。2005 年、映画『中学生日記』(山下敦弘監督)で女優デビュー。2011 年、劇団ポツドールの舞台「おしまいのとき」で主役に抜擢され、その演技が高く評価された。2013 年、『共喰い』(青山真治監督)では、第 28 回高崎映画祭 最優秀新進女優賞を受賞。主な出演作【映画】『深夜食堂/続・深夜食堂』(松岡錠司監督)、『ピンクとグレー』(行定勲監督)、『楽園』(瀬々敬久監督)、『湯を沸かすほどの熱い愛』『浅田家!』(中野量太監督)、『罪の声』(土井裕泰監督)、『ミセス・ノイズィ』(主演・天野千尋監督)など。【ドラマ】TBS『リバース』、『コウノドリ』、フジテレビ『グッド・ドクター』テレビ朝日『相棒 season19』など。

公開待機作には『あのこは貴族』(岨手由貴子監督)、リブート版ハリウッド映画『モータル・コンバット』がある。

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「わたしはここにいます。あなたと同じ時代に生きています。」
私が胸を張って伝えたいことは、実はそれだけのことかもしれません。
コロナ禍の中でも撮り切ろうという賭けに出てくださった奥山プロデューサー、そして本作りからずっと信頼関係を深めてくださった内田監督に感謝の気持ちでいっぱいです。
また、ラストシーンへの緊張で心が動かなくなった私に、高畑さんが掛けてくださった言葉はずっと忘れません。未熟者なりにスタッフの皆さんに助けていただき、精一杯を出し切ったと思います。
「女たち」ご覧いただければ幸いです!
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香織/倉科 カナ Kana Kurashina

倉科 カナ 写真

1987 年 12 月 23 日生まれ。熊本県出身。NHK 連続テレビ小説『ウェルかめ』で主演に抜擢。映画では『遠くでずっとそばにいる』(2017年)主演をはじめ『3 月のライオン』(2017 年)、『あいあい傘』(2018年)主演があり、最近のドラマでは EX 系『刑事 7 人』、NHK『トクサツガガガ』、NTV『俺の話は長い』など数多くの作品に出演。

舞台出演も多く『ライ王のテラス』(宮本亜門演出)、『誰か席に着いて』(倉持裕演出)、『チャイメリカ』(栗山民也演出)があり、今年2月にはシアタートラムにて上演の舞台『木洩れ日に泳ぐ魚』(小野寺修二演出・長田育恵脚本)へ出演した。

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「女たち」の脚本を読んだ瞬間、香織はショートだという強い画が浮かび、髪を切りました。女たちというタイトルとは反して女である事を恨んでさえいる様な役柄だったから、自分の見たくない部分を見つめ、もしかしたらこの先もこの役に影響され日常に戻れないんじゃないか、、、って不安になりながらも思い切って飛び込み撮影に挑みました。
生きる事は苦しい。それでも食いしばって生きぬいていく、泥臭く。汚く。それしかないんだとこの映画を作りながら思いました。映画には蜜蜂が象徴的に出てきます。蜜蜂のように一心不乱に生きた女たちを是非、スクリーンで観ていただけたら嬉しいです。
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高畑 淳子

高畑 淳子 Atsuko Takahata

香川県出身。桐朋学園大学短期大学部芸術科演劇専攻卒業後、1976年に劇団青年座に入団。舞台、映画、ドラマで活躍を続ける一方でバラエティーでも人気を得る。最近の出演に、舞台『恋、燃ゆる』『をんな善哉』『土佐堀川 近代ニッポン―女性を花咲かせた女 広岡浅子の生涯』『雪まろげ』『チルドレン』『組曲虐殺』、映画『ALWAYS三丁目の夕日‘64』『スキャナー』『終わった人』『お終活』『女たち』、NHK大河ドラマ『真田丸』、NHK連続テレビ小説『なつぞら』のほか、ドラマ『昼顔』『ナオミとカナコ』『黒革の手帖』『アライブ』など。2013年、『組曲虐殺』と『ええから加減』で読売演劇大賞最優秀女優賞受賞。2014年秋の叙勲にて紫綬褒章を受章。ほか紀伊國屋演劇賞個人賞、菊田一夫演劇賞演劇大賞など受賞歴多数。

サヘル・ローズ

サヘル・ローズ Sahel Rosa

1985 イラン生まれ。8歳で来日。日本語を小学校の校長先生から学ぶ。
舞台『恭しき娼婦』では主演を務め、主演映画『冷たい床』では、ミラノ国際映画祭で最優秀主演女優賞を受賞するなど映画や舞台、女優としても活動の幅を広げている。第9回若者力大賞を受賞。芸能活動以外にも、国際人権団体NGOの「すべての子どもに家庭(かてい)を」の活動で親善大使を務めている。最近では、様々な国へ行き、子供たちへの支援や、青空教室などをおこなっている。

スタッフ

制作/奥山 和由

1954 年生まれ、東京都出身。
20代後半からプロデューサーを務め、『ハチ公物語』『遠き落日』『226』などで興行収入 40億を超える大ヒットを収めた。一方、『その男、凶暴につき』で北野武、『無能の人』で竹中直人、『外科室』で坂東玉三郎など、それぞれを新人監督としてデビューさせる。『いつかギラギラする日』『GONIN』『ソナチネ』などで多くのファンを掴む他、今村昌平監督で製作した『うなぎ』では、第50回カンヌ国際映画祭パルムドール賞を受賞した。94年には江戸川乱歩生誕100周年記念映画『RAMPO』を初監督、98年チームオクヤマ設立後第一弾の『地雷を踏んだらサヨウナラ』は、ロングラン記録を樹立。スクリーン・インターナショナル紙の映画 100周年記念号において、日本人では唯一「世界の映画人実力者100人」のなかに選ばれる。日本アカデミー賞 優秀監督賞・優秀脚本賞、日本映画テレビプロデューサー協会賞、Genesis Award(米国)他多数受賞。18 年、自身が監督したドキュメンタリー映画『熱狂宣言』が公開。近年では更に18年『銃』(企画・製作)、19年『エリカ 38』(製作総指揮)、20年『銃 2020』(企画・製作)、20年『海辺の映画館』(エグゼクティブ・プロデューサー)に携わる。
一昨年は「黙示録 映画プロデューサー・奥山和由の天国と地獄」(春日太一著)が出版され話題を呼んだ。
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プロデューサー/木谷 真規
19歳で「進ぬ!電波少年」地球防衛軍ピンクとして、芸能界デビュー。
超能力生活の後、オーストラリアやロシア、日本縦断の旅を終え、同番組「15 少女漂流記」の企画で無人島生活を行う。
23歳で、文化庁の地域振興事業で地元(葛飾区)の町おこしを企画し、脚本・プロデュースを手掛け、24歳で当時所属していた芸能プロダクションの株式会社エクセリング代表取締役に就任。
現在は、タレントのマネージメントの他、映画や番組制作など活動の幅は多岐にわたる。

○ 一般社団法人 映像実演権利者合同機構(PRE)常務理事
○ 一般社団法人 映像コンテンツ権利処理機構(aRma)理事
●映画「振り子」 「fuji_jukai.mov」 「銃」 「凜」 「エリカ 38」 「銃 2020」 プロデューサー
●TBS「有田プレビュールーム」 「中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん」 「生放送で満点出せるかカラオケ100 点音楽祭」プロデューサー
監督/内田 伸輝
1972年生まれ。埼玉県出身。
ドキュメンタリー『えてがみ』でPFFアワード2003審査員特別賞、香港国際映画祭スペシャルメンション授与。国内外多数の映画祭で上映される。初長編劇映画『かざあな』は、第8回TAMA NEW WAVEグランプリ、ベスト女優賞をW受賞、ひろしま映像展2008グランプリ、企画脚本賞、演技賞をトリプル受賞、PFFアワード2008では審査員特別賞、バンクーバー国際映画祭コンペティション部門に正式招待。
2010年『ふゆの獣』は東京フィルメックス最優秀作品賞を受賞、ロッテルダム国際映画祭コンペティション部門、香港国際映画祭、サンセバスチャン国際映画祭など国内外多数の映画祭で上映され、2011年7月、テアトル新宿他にて全国劇場公開される。
2012年長編映画『おだやかな日常』(監督、脚本、編集)長編劇映画4作目となる『さまよう獣』が 2013年連続で全国劇場公開され、『おだやかな日常』は釜山国際映画祭にてワールドプレミア上映後、東京フィルメックス、ロッテルダム国際映画祭、テッサロニキ国際映画祭他、国内外多数の映画祭で上映。沖縄国際映画祭では第一回クリエーターズファクトリーを受賞。
2013年10月に台北(台湾)にて劇場公開される。2014年6月、カナリア諸島地球環境映画祭 2014にて最優秀作品賞。2016年長編映画『ぼくらの亡命』(監督、脚本、編集)が第17回東京フィルメックス コンペティション部門、第7回サハリン国際映画祭コンペティション部門で上映。

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著名人からコメントが続々到着!
  • 日本映画で人間の感情を美化せず描くと、ここまで辛くて悲しくて切なくて素晴らしいものになるんですね。
    心の叫び…わたしにはしっかり届いた。
    この映画の虜です!
    LiLiCo/映画コメンテーター
  • 映画だけど、映画じゃない、物語だけど、今を生きる人々の抱えている「屈託」「澱」を描き出して、最後の最後の「それでも生きてゆく」喜びをもたらしてくれる佳作です。
    佐藤利明/娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー
  • 映画は闇に光を当て、スクリーンに投射するものだ。
    コロナ禍では誰もが苦しい思いをしている。そんな中でも、映画はコロナに向き合い、乗り越える術を見せてくれるはずだと信じていた。その答えの一つが本作かもしれない。
    女たちが日々、困難の中、懸命に生きる姿が描かれている。弱さは受け入れるしかない。
    でも、前に進もう。
    そんな勇気をもらえる。コロナ禍の今、「女たち」だけではなく、「男たち」にも勧めたい。今見るべき映画。
    平辻哲也/映画ジャーナリスト
  • 「女たち」、どんな時代であってもそれぞれ悩み、苦しみ闘っている。。
    親子の愛情、男女の恋情、友との友情、自身のアイデンティティ…
    それぞれの根底にある混乱と救いは言葉では説明し難い「女」である故のものである。
    そこを現代女性のリアリティとして描き切ったこの映画は、女たちによる、女たちのための、女たちの映画だ。
    コロナ禍という逆風の中で産まれた奇跡の映画。不安定な時代だからこその浮き彫りになる繊細な感情に、確かな手応えのある生命力が宿っている。
    江角早由里/映画プロデューサー
  • 日常に蠢く苦しさ、不安、やり切れない思い…。現代の不調和を感じている女性に一筋の光をさしてくれる、そんな作品です。
    木村好珠/精神科医・スポーツメンタルアドバイザー
  • 映画の中で描かれる苦しみは、決して遠い物語の中の話ではなく、私たちの身近にあるものだと思います。
    1つ1つのシーン全てが忘れられません。
    美咲、香織はじめ「女たち」が悩み、苦悩する姿、そしてイメージソング「妖精の詩」から、強いメッセージを感じる作品です。
    前島花音/ニッポン放送アナウンサー
  • 女の敵は女、女の味方も女・・そんな二律背反を描いて見事!
    穏やかに始まり、一気に”修羅場の女たち“と化すその鮮烈さ。
    切羽詰まった彼女たちの心の闇に差す一条の光こそ尊い!
    女優たちの意表をつく役作りにも感服した。
    秋本鉄次/映画評論家
  • 魂の叫び、嗚咽、号泣の渦に感情が揺さぶられ、生きているだけでアカデミー賞だと思わせられました。
    辛酸なめ子/漫画家・コラムニスト
  • 大切な人に裏切られたり、大切な人を失ったとき、なんだか自分の声じゃないような、そんな声で泣いたことがある。篠原ゆき子、倉科カナ、高畑淳子、3人の女優たちがスクリーンで見せる慟哭は、あの日の私の泣き声そのままでどうしようもなくしんどかった。でも光はある。サヘル・ローズ演じる介護士の優しさ、筒井茄奈子の純粋な眼差し。死にたくなるほど苦しい出来事は、今まで何度もあった。真っ暗闇の海の中で息をしているような、鬱々とした日々を追想しながら、闇を抜けてお腹いっぱいに息を吸えた日のことも思い出した。そうさ女子たち、いつか晴れ晴れと呼吸ができるその日まで、あがいてもがいて生きていこうぜ!明るくなった劇場で、負けてられない気持ちになりました。
    森田真帆/映画ライター
  • こじれた⺟娘の関係はむずかしい。
    ⺟と娘が共に過ごす⻑い⽉⽇の中で、絡まった感情の糸は固い結び目になり、 容易に解きほぐすことができない。
    結び目を解く分岐点はたくさんあったはずだ。しかしそれに気づかず、 先の見えない苛立ちの源を相手のせいにして怒りをぶつけてしまう。
    相手に向けた憎しみで傷つくのは自分だ。
    ひとときの癒しや希望を求めた彼や彼女からは、本当の救いは与えられない。
    傷つけあった⺟と娘の中から、最後にじんわりと立ち上がる密やかな希望。
    現代を生きる女たちの真実は、「女たち」の中で果たして完結するのだろうか。
    吉川左紀⼦/京都芸術⼤学学⻑ 心理学者
  • 美咲の崩壊していく様子を見ながら、共感する世の中の女性は、結構多いだろうなと思いました。人生の中で一時かもしれませんが、意外と「ツイてない人」から「どん底」へあっという間に落ちていく人っているよなぁ、と。
    最後、母との心の絆が繋がって、とてもホッとしました。
    石田さやか/ミュージカルプロデューサー・元東急文化村プロデューサー
  • コロナ禍の中、恋人に裏切られ、親友に死なれ、職場からリストラされて居場所を失っていくヒロイン。そのフラストレーションを、篠原ゆき子が全身で表現する。今女性の様々な想いが溜まった胸の内を、怒りと淋しさを引き連れて、これほど的確に演じられる女優はいない。はかなく散る親友役の倉科カナ、毒舌の猛母を演じた高畑淳子と、共演者たちもいい意味でイメージを裏切る“攻め”の役に挑んだ、まぎれもなく女たちの映画である。
    金澤誠/映画ライター
  • これは『女たち』を捉えた、紛れもなく“私たち”の進行形の物語。
    『罪の声』『ミセス・ノイジィ』とは異なるアプローチで、現在社会に鋭いメスを入れていく篠原ゆき子の圧倒的な芝居に、終始心動かされた!
    くれい響/映画評論家
  • 娘のつらさ。母の悲しみ。親子だから言わなくてもわかるってわけじゃない。介護で疲れた心は恋人の裏切り、親友の自死に耐えられず、母の罵詈雑言をきっかけに壊れていく。しかし、たったひとことが希望に変わることも。脚本から関わった主演の篠原ゆき子を鬼気迫る演技で支えた高畑淳子に圧倒された。
    堀木三紀/ライター
  • 1960年代後半、川崎を舞台に貧しい恋人たちのひたむきな愛を描いた名作『めぐりあい』を見た者は冒頭に流れる荒木一郎の「めぐり逢い」を決して忘れることはないだろう。同様に『女たち』のエンディングで聴こえてくる荒木一郎の「妖精の詩」にも、不意打ちのような名状しがたい深い感銘を受けるに違いない。もはや高度成長期のごとく楽天的な未来も信じられず、閉塞感に包まれたコロナ禍の過酷な現在を生きる、この映画の〝こわれゆく女たち〟は、一様に心身ともに深い痛手を負い、喘ぐようにして過酷な日常にひっそりと耐えている。しかし、映画は、彼女たちが、決壊するその手前で、ただ触れ合うこと、抱きしめることのかけがえのなさを親密なタッチで繊細に掬い取ろうとする。天上から降り注ぐ慈雨のごとく響いてくる「妖精の詩」の旋律は、まるで、この映画のためにつくられたかのように儚げで、美しく調和しているのだ。
    高崎俊夫/編集者・映画評論家
  • 死がより身近に感じられるこの時代、女たちが直面する大切な人との別れを通して生の意味を問う。家族や友人だからこそ、恐れずに本音で正面からぶつかりあうことの重要性もつぶさに提起しながら。
    小林真里/映画評論家・映画監督
  • 身体の不自由な母親と娘・美咲が本音でぶつかり合い、慟哭する姿に言葉を失った。
    家族だからこそ、こじらせてしまう愛情や関係性の複雑さと残酷さ。
    それを全身全霊で伝える高畑淳子と篠原ゆき子の鬼気迫る演技に脱帽。
    今祥枝/文筆業
  • 女たちの怒り、苛立ち、あがきが突き刺さるのはコロナ下の今と向き合っているだろう。この国に窮屈さに気づいている人には救いになるはずの一本。私には、 効いた。
    松江哲明/映画監督
  • はー。。ふー。。最後の親子の笑顔で救われました。
    みんな(私も含め)死んじゃうんじゃないかと、、
    正直辛かったです、どこまでどん底の連鎖がつづくのと、、
    人生理不尽、辛い、その中で細やかな幸せがあるだけで十分と思う気持ちを大切に、、生きよと。
    ありがとうございました。
    友近/芸人
  • なぜ、こんなに報われないんだ!胸が痛い。涙を我慢できない・・・。
    苦しい状況にあっても強がって我慢してしまうし、それぞれの事情は抱え込んでしまう。孤立は気づかぬうちにじわじわと迫り、追い詰められていることに気づかない。実は誰にでも起こり得ることだ。
    人の心を溶かすものは何か。壮絶で胸に迫る作品だった。徐々に絶望を深め鬱屈した感情を爆発させる美咲と麻痺を患う母の毒親ぶり。親子の演技バトルは特に圧巻。
    駒村多恵/フリーキャスター
  • 前を向きたくても向けない女たちの姿に「人は過去を見ながら後ろ向きに未来に進む」という言葉を思い出した。ここにいるのは不確かな時代を生きる“私たち”でもある。心の脆さや強さをそれぞれに魅せた女優陣に驚嘆!久々にガツンとくる映画に出会った。
    篠塚郁子/映画ライター
  • 役柄と女優自身とが渾然一体となる瞬間を目撃した。まさに目撃したとしか言いようがない。熱演という言葉が生温く思えるほど、篠原ゆき子をはじめとする「女たち」の強烈な存在感。
    野村正昭/映画評論家
  • 強烈でした。
    生きるってほんとに困難なんだと言う事。
    その困難に真正面からぶつかっていかなければいけない時期があると言う事。

    何でもない会話ような会話がとても自然なんで台本通りしゃべってないような雰囲気を持ったシーンがいくつもありました。
    篠原さんも倉科さんもそして高畑さんもサヘルさんも皆黙っているときの表情が生み出す感情が心にどんどん滲みてくるんです。
    物語にどんどん引き込まれていく自分がいました。

    素晴らしい作品をありがとうございました!
    笠井信輔/フリーアナウンサー
  • 見る側を信じている作品だと感じました。説明しすぎていないのに、わかる。全ての行動には理由があって、普通の作品はその理由を丁寧に伝えようとする。
    その女がなぜそうなったのか。
    「女たち」はそれを最小限の描写で伝える。
    でもそれは100人見たら100通りの解釈があるみたいなことではなく、私達にちゃんと伝わる。
    そしてそれを可能にする圧巻の女優陣の演技!

    私が何を言いたいか…伝わると信じています。
    山﨑ケイ(相席スタート)/芸人
  • 決して私とかけ離れた世界ではない日常のドキュメンタリーを見ているかのようでした。
    それはそれはどん底まで落ちて目まぐるしい感情と出会うことになるのですが、人と人はぶつかるべきなんだと思い知らされる衝撃作です。
    横澤夏子/お笑い芸人
  • 女とは…こんなに苦しいものなのか。女とは…こんなに切ないものなのか。女とは…こんなに弱いものなのか。女が女を見つめ直す時間をもらった。女とは…女の私がまだまだ見えずつかめない。
    坂下千里子/タレント
  • 生きることは時にとてつもなく厳しく、難しい。女であればなおのこと。それでも、泥だらけでも間違いだらけでも、生きていかなきゃならないんだよ。そう思えた。
    目を閉じれば聞こえる蜜蜂たちの羽音。そこここに女たちが生きている。ひとりでは、ない。
    宇垣美里/フリーアナウンサー
  • 孤立して追い詰められていく女たち。女たちが苦しみ、憎しみ、手を取り合う姿のその奥に、いるはずの男たちが全く機能していないことに気がつく。
    その瞬間がなによりも怖い。
    犬山紙子/エッセイスト
  • この手で抱きしめたいと思った時にはもう失っていて、受け止めきれない現実の生々しさが迫ってくる。
    空がキレイなほど切なさが強調され「女たち」のこれからが笑顔で過ごせますようにと願わずにいられなくなりました。
    浅尾美和/元ビーチバレー選手
  • 女性の人生に起こり得るあらゆる不幸が次々と降ってくる中、いちばん欲しかった幸せはこんなにも近くにあったことに気づけた時、これまでを許せた彼女の横顔が美しかった。
    感情を押し殺して懸命に日々を生きてる皆んな、ひとりぼっちで迷いながら生きてる皆んな、どうにか生きなきゃいけないって思ってる皆んな、「自分の人生を生きられていない」と感じているすべての女性へのエールです。
    高尾美穂/産婦人科医
  • コロナ禍の密と蜜…
    実は人間も、この地球から見たらミツバチのように集団で生きているのだなぁ…
    女として…堂々と生きていきたいと思いました。
    南海キャンディーズしずちゃん/お笑い芸人
  • 怒り、悲しみ、抑圧、絶望。そして静かな解放と希望。それを篠原ゆき子さん、倉科カナさん、高畑淳子さんが役に溺れるが如く表現する。「ああ、この物語の中にきっと私もいる。これは私たちの物語だ」。そんな気持ちが湧いてくるのだ…。
    麻木久仁子/タレント
  • 痛いほど伝わってくるリアルさ。
    新型コロナウィルスでの生活の変化と同時に介護や鬱、人間関係といった誰もが当事者になり得る可能性がある事なのでとても他人事とは思えませんでした。
    また、役者の方々のお芝居が素晴らしい。すごく自然で、より没入してしまいました!
    小林麗菜/タレント
  • 生と死。喪失感と後悔。静謐と激情。誰にも言えない想いを抱えた本作の女たちはどこにでもいるはずで、だからこそリアルな表現と丁寧な描写になんて誠実な作品なのかと終始目が離せなかった。“女たち”に命を与えた俳優陣も圧巻。特に高畑淳子さんには最大級の賛辞を。
    熊谷真由子/ライター
  • 私たちの感情は時に表面張力に似ていると思う。コップの淵でギリギリこぼれないように踏ん張ってはいるけど、あるきっかけで決壊する。その時の手に負えなさたるや。あのギリギリ感を残酷なまでに映像で突きつけられてギョッとした。そして、そんなことをおくびにも出さずに、平然と爽やかな笑顔でこの映画を人に薦めたいと思う。
    大橋未歩/フリーアナウンサー
  • 「夢とか希望とか、とっくに棄てたかも」
    彼女は、そうつぶやく。
    女が自由に、自然に生きることはとても難しいことかもしれません。女は、娘であり、姉であったり妹だったり、嫁、婚姻、妊娠といった「女偏」に潜在的な恐怖を抱えて生きています。
    それでも美しい笑顔を保つことのできる、しなやかな強さを持つ女たち。すべての女性に敬意を持って捧げたい作品であるとともに、すべての男性が見るべき作品です。
    池内ひろ美/家族問題評論家
  • この映画に出てくる女たちはみんな、一生懸命生きている。そして人を思う優しさを持ち合わせている。
    なのに、時にそれが伝わらず、報われない現実に、ただただやるせない気持ちになる。
    だからこそ、ありがとうという言葉一つで、こんなにも涙してしまうのだろう。
    必死な毎日の中で自分の気持ちを伝えることの大切さや、他人の気持ちを慮ることの難しさを改めて再認識するとともに、それでもその必死さが、自分だけではなく人のためでもあることに人間の本質を肯定したくなる、そんな映画である。
    竹森現紗/弁護士
  • 働き蜂はいつだって真っ直ぐだ。あなたは周りのために休むことも知らず、多くの仕事を担っている。でも、働き蜂はひとりじゃない。苦しくなった時に羽を休められる仲間はきっといる。だから自分のために羽ばたいていいんだよ。そう、この映画は教えてくれる。
    伊藤詩織/ジャーナリスト
  • 仕事、親の介護、恋愛、人との付き合い等、なぜ私だけがこんなにつらい思いをするのかと人生を恨みたくなる人が特にこのコロナ禍では多いはずだ。
    誰しもが、必要とされたい、人に認められたい、愛されたいと願うものだが、必ず人には生きる役割があることを教えてくれる映画となっている。俳優陣の真に迫る演技によって、私達は生きる希望を見いだせるのではないだろうか。
    金子恵美/コメンテーター・元衆議院議員
  • コロナの時代の映画がやって来た。
    壊れゆく女、篠原ゆき子と、ぶっ壊れた女、高畑淳子に救われた。
    チームオクヤマ25周年。
    雨中の倉科カナに「Gonin2」の狂気の雨撮影を思い出し、思わず身震いした。
    もう一つ思い出した。そうだ、荒木一郎の歌声で僕はいつも救われるのだ。間違いない。
    武正晴/映画監督(「全裸監督」「アンダードッグ」など)
  • 正直、そっけないタイトルに最初は戸惑った。
    けれどもファンタジー的な空間と、リアルな日常を往き来できるのは、いつだって女性の特権だ。
    美しい映像の中、泣いて笑って躓き寄り添う〝女たち〟の姿は、観ているだけで頼もしい。
    そう、このタイトルは正解だ。
    北川れい子/映画評論家
  • プロデューサーさんに勧められて見ましたが、女優さんたちの圧倒的リアルな演技、特に倉科カナさんの道を外して迷路に迷い込んでいく悲しさに胸がいっぱいになりました。
    僕もいつかこういう作品に参加したいと思いました。
    ソンモ/アーティスト・俳優(元超新星)
  • 豊かな自然の中にも葛藤はある。
    甘い言葉の中にも苦味はある。
    しかし、全ての感情が溢れ出した後の笑顔は最も美しい。
    青木源太/フリーアナウンサー
  • どの女たちの過去も謎に包まれていますが、知る必要はないのでしょう。
    他者が死を選ぶ理由や、どこでどれだけ頑張ってきたか、なんてことは、遺書や手記があったとしても、永遠に理解しきれないものだと思います。
    「女たち」よ、情けない「男たち」に頼らず、自分自身の力で前へ進め!
    そんな厳しくも温かいメッセージが込められているような気がしました。
    並木あやみ/映画DVD総合ナビゲーター 象のロケット
  • 篠原ゆき子が今まででいちばん近い映画。
    顔が近い。声が近い。すぐ前から息がフッと飛んでくるよう。
    だから、苦しみが痛い。涙が切ない。
    きっとこれは美咲の姿を借りた彼女自身の物語。
    この激情に対抗できるのはモンスター・高畑淳子しかいなかった。
    雨の中の倉科カナも美しい。
    賀来タクト/映画&音楽関連文筆家
  • 崩壊ギリギリの女たちが放つ強烈なエネルギーに圧倒された。篠原ゆき子と鬼母役・高畑淳子の魂の競演、むき出しの感情を爆発させるクライマックスが胸に突き刺さった。コロナ禍の閉塞感が加速した地域社会や介護など、背景に描かれる問題はあまりに現実的で、わが身にも起こり得ると痛感!!
    丸山けいこ/ライター
  • 美しさに儚さ、やさしさや可愛らしさと同時に、愚かさや鈍さ、そして危うさを生々しく体現する女優・篠原ゆき子。己の醜さと対峙しているようで目を逸らしたくなるはずなのに、そうはさせない彼女の<女優力>が、『ミセス・ノイズィ』からさらに深化している。
    柴田メグミ/フリーランスライター
  • 女優達のガチンコ勝負。勢いに乗る篠原ゆき子、幅を広げる倉科カナもさることながら、ベテラン・高畑淳子の、まじろぎ一つ許さぬ圧倒的存在感に唸る。人との関係、自分自身を見つめ直すことの多い今、必要なのは、他者を思いやる想像力だと感じた。
    望月ふみ/ライター・インタビュアー
  • 仕事も恋愛も上手くいかない2人のアラフォー女性。
    その1人の母親は半身不随。
    都会の喧騒から離れた美しい山の中にあっても、彼女たちの心の闇は解放されることはない。
    ポスターの穏やかさからは想像もつかない壮絶な展開と3人の女優の圧巻の演技から、一瞬も目が離せなかった。
    池辺麻子/ライター
  • この世に生まれた幸福と心が破壊されそうな試練を「女たち」は受容する。空想と現実を行き来するミツバチのささやきなんて当てにならない。貴方はどう生きるのか?と観客に問い続ける本作を是非劇場で体験してみてください。
    コトブキツカサ/映画パーソナリティ
  • 氷河期世代の女達、戦後復興に翻弄された団塊世代の母親。
    戦災孤児として過酷な人生を歩んできたサヘルが、「蜂蜜」を介して無理や我を穏やかに溶かす。
    女優たちの熱演にドキュメンタリーを見ているような錯覚に陥った。
    精神的・物理的距離感に悩まされる今だからこそ、「女たち」の生き様が多くの人に届いてほしい。
    山崎バニラ/活動写真弁士
  • まさにコロナ禍時代が生んだ魂の映画!社会派問題作。介護、自殺、裏切り、いじめ…女性たちの鬱屈した心の叫びが生々しく伝わり胸に突き刺さる。女優たちの熱演、鬼気迫るものがあるが苦悩の先にある微かな光明が救い哉。
    山形淳二/映画評論家
  • 描かれているのは、遠いようで身近なこと。
    「女たち」の深く激しい渦にズルズル引き込まれながら、気持ちいい山の空気やじめっとした布団の匂いまでが鮮明に巡る。瞬きをも忘れること96分、ラストシーンを経て、大切な人たちの顔が浮かんだ。
    ときに非情に、ときに強く見える女の叫びは、不器用で脆い。それは美しくあれ、という悲しい性なのではないか。
    金子和子/編集者・ライター
  • 毎日がんばっている女性たち、こんなにやってるのに何で。と思うことが起きること誰にでもあると思います。そんなすべての女性に見てもらいたい。神様は見てくれている。日々がんばっている自分を認めてあげて。きっと最後の一言に皆救われるはずです。
    ミハイル・ギニス/ファッション・デザイナー
  • 映像から噴き出る女たちの炎のように鬱屈した感情に圧倒された。誰か彼女たちの心を解放してあげてほしい! そんな想いで物語の行方を見守っていたが、それは私の杞憂にすぎなかった。女は底抜けに強く自分を知っている生き物なのだ。閉塞感が充満する時代だからこそ、ひとりでも多くの人に届くことを願わずにはいられない。
    原真利子/編集・ライター
  • 生きていくのに何かと困難な時代だ。心の闇を抱え、無言の涙を流す女性たちに、作り手たちの視線は厳しいけれど、優しい。命の尊さが、ひしと伝わる。辛くても、なんとか生き続けて欲しい。そう祈りながら見終えた。
    二井康雄/映画ジャーナリスト
  • 認められたい、理解されたい、求められたい。
    八方塞がりの“女たち”が抱くこれらの感情は“女たち”に向けられたもの。
    つらい“現実”から逃れられないと思った時、優しく甘い蜂蜜のように癒やしてくれるのも、やっぱり“女たち”なのだと共感し、一筋の光が見えたような気持ちになりました。
    清水久美子/映画ライター
  • 殺伐とした社会を変えていくのは、女たちの生きる力だ。『罪の声』『ミセス・ノイズィ』の篠原ゆき子と“毒親”を演じる高畑淳子との火花を散らす激突が、観る者の心を震わせる。篠原をはじめ、メインキャストはすっぴんに近いが、葛藤を経た後の彼女たちのノーメイクな美しさがまぶしく感じられた。
    長野辰次/映画ライター
  • 半身不随の母と介護する娘、その養蜂家の親友、異国から来たヘルパー、運命に翻弄されながらも蜜蜂のように健気に、懸命に生きようとする女たちの姿に心を打たれる。篠原ゆき子が、こわれてゆく女を見事に演じている。
    古東久人/映画ライター
  • コロナ渦中の現代日本を、いち早く背景に置いた女性映画の問題作。介護する母からの痛烈な非難、女友達の突然死、彼氏の裏切りなど、苦悩続きのヒロインを情け容赦なく描く。母役・高畑淳子と娘役ヒロイン・篠原ゆき子の迫真の演技戦は衝撃的。
    宮城正樹/映画分析研究所・所長
  • 女たちの心の叫びはどこに行くのだろうか?
    切ない、どうしようもない不安をかかえて日常を生きている女たちのそれぞれ。
    演じているのは女優達ではない、そのままの姿が、余計に涙を誘う。何とも言えない余韻を残す エンディングはいたたまれない…
    岩崎郁子/映画愛好家
  • 時間が経つほどに濃くなって行き、最後は荒木一郎さんの歌を聴きながら、理由のわからない涙が流れていました。
    勝ち組って言葉は大嫌いですが、勝ち組の女にはわからない、不器用で一生懸命やってるのに裏目に出たり報われなかったりする、でも器用じゃないから手抜きできず、頑張ってる女性たちいっぱいいるんです。
    なんら特技もなく、不器用で、いつも中途半端な私もその一人と思います。
    でも、あのありがとう一言で、頑張って行けるのです。
    あのシナリオで、こんなに膨らむとは!素晴らしい演技ができないと、成立しない映画ですね。
    洋画の名作っぽい。と、思いました。
    家田壮子/作家
  • 一歩踏み外したら奈落の底に落ちてしまいそうな女性たち。 その姿は生々しく、とてもスリリングだ。繊細さと力強さと危うさが同居する女性たちの複雑な心の底に、何が眠っているのか?ぜひ観て頂きたい!
    赤ペン瀧川/映画プレゼンター
  • ギリギリの感情はどうしたら救えるのか?
    何故、涙が怒りや絶望に変わってしまうのか?
    生きづらさを抱える全ての人を抱きしめてくれる映画。
    伊藤さとり/映画パーソナリティー
  • 苛立ち、焦り、不安。
    全編に纏わりつくこの鬱屈とした気分は、昨今のコロナ禍においてきっと誰もが内に秘めているであろう“それ″に似ている。
    しかし、蓄積された生々しい感情が放たれた時、きっと私たちは、儚くも美しい衝撃を覚えるだろう。
    八雲ふみね/映画コメンテーター
  • 説明過多の日本映画があふれかえる昨今、説明のない“女たち”の過去と現在、そして幾多の悲しみを通り越えての未来の希望が、もはや説明など不要の感動を伴って濃密に浮かび上がってくる。『銃』2部作に続き、日本映画界の風雲児・奥山和由の時代が再び到来してきていることを、ここに至ってはっきりと確信させられた。
    増當竜也/映画文筆

主題歌

妖精の詩

荒木一郎

1944年1月8日東京生まれ。青山学院高等部在学中よりモダンジャズに傾倒しバンド活動、作詞作曲を始める。1963年、NHK連続TVドラマ「バス通り裏」で俳優デビュー。その独特の存在感で注目を集める。映画「893愚連隊」(監督中島貞夫/1966/東映)で映画評論初の新人男優賞受賞。自ら語り、自作の歌を流したラジオ番組「星に唄おう」(東海ラジオ・ニッポン放送/1965-1969年放送)が空前の人気を呼び、テーマ曲「空に星があるように」で第8回日本レコード大賞・新人賞受賞。1stアルバム「ある若者の歌」で、同年芸術祭文化大臣奨励賞受賞。その後もミリオンセラーを連発し、第18回NHK紅白歌合戦初出場。以後、シンガーソングライターの先駆者としてのみならず、俳優、音楽プロデューサーなど多方面で活躍。代表作に「日本春歌考」(主演/監督大島渚/1967/創造社・松竹)、「白い指の戯れ」(主演/監督村川透/1972/日活)、「君に捧げるほろ苦いブルース」(作詞・作曲・歌/1975)、NTVアニメ「あしたのジョー2」主題歌「MIDNIGHT BLUES」(作詞・作曲・歌/1981)がある。
新進気鋭のシンガーソングライター・Little Black Dress が本作品の主題歌をカバー
Little Black Dress

Little Black Dress

プロフィール

1998年11月3日生まれ、岡山県出身のシンガーソングライター。
幼少期に家族が聴いていた歌謡曲に強く影響を受け、高校1年の秋に地元・岡山のライヴハウスをはじめ、路上ライヴ活動を始める。2016年9月、奈良県・春日大社で開催された「MISIA CANDLE NIGHT」のオープニングアクトに抜擢され一躍注目を集める。以降ライヴハウスを中心に活動を展開し、2019年5月にDIGITAL SINGLE「双六/優しさが刺となる前に」でインディーズデビュー。 同年11月に開催されたワンマンライヴ「TOKYO MUSIC SHOW〜歌謡ヒットパレード〜」では、歌謡界のスーパースター達を相手に堂々たるライヴパフォーマンスを披露し「奇跡の競演」と話題に。さらに2020年4月には、中国の人気テレビ番組「SINGER」で5億人の前でMISIAと再び共演をし、脚光を浴びる。
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上映劇場

※この情報は2021年6月15日時点の情報です

関東

都道府県 劇場名 公開時期
東京都 TOHOシネマズシャンテ 公開中~6月17日
東京都 kino cinema立川髙島屋S.C.館 公開中
東京都 シネマロサ 6月25日~
神奈川 kino cinema横浜みなとみらい 公開中
神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜 公開中~6月17日
千葉 TOHOシネマズ市原 公開中~6月17日
千葉 TOHOシネマズ八千代緑が丘 公開中~6月17日
茨城 TOHOシネマズひたちなか 公開中~6月17日

関西

都道府県 劇場名 公開時期
大阪 大阪ステーションシティシネマ 公開中~6月17日
大阪 TOHOシネマズなんば 公開中~6月17日
大阪 TOHOシネマズ鳳 公開中~6月17日
京都 京都シネマ 公開中~6月17日
兵庫 TOHOシネマズ西宮OS 公開中~6月17日
兵庫 シネ・ピピア 8月27日~9月9日(予定)

中部・東海

都道府県 劇場名 公開時期
愛知 TOHOシネマズ木曽川 公開中~6月17日
愛知 伏見ミリオン座 公開中~6月17日
岐阜 TOHOシネマズモレラ岐阜 公開中~6月17日
静岡 静岡東宝会館 公開中
長野 長野グランドシネマズ 公開中

北海道

都道府県 劇場名 公開時期
北海道 ユナイテッド・シネマ札幌 公開中~6月10日

九州・沖縄

都道府県 劇場名 公開時期
福岡 福岡中洲大洋 公開中
福岡 TOHOシネマズ福津 公開中~6月17日
長崎 TOHOシネマズ長崎 公開中~6月17日
熊本 TOHOシネマズはません 公開中~6月17日
大分 TOHOシネマズ大分わさだ 公開中~6月17日
鹿児島 TOHOシネマズ与次郎 公開中~6月17日

東北

都道府県 劇場名 公開時期
福島 まちポレいわき 7月9日~7月22日(予定)
宮城 フォーラム仙台 6月18日~

北陸

都道府県 劇場名 公開時期
新潟 J-MAXシアター上越 近日公開
富山 J-MAXシアターとやま 7月9日~7月22日(予定)

ムビチケ発売中

詳細は各劇場のサイトをご覧ください。

  • 主人公の美咲を演じるのは、卓越した演技力で『浅田家!』『罪の声』などの話題作に出演するほか、人気連続ドラマシリーズ「相棒 season 19」のレギュラーキャストにも抜擢された女優の篠原ゆき子。かつて出演した映画『おだやかな日常』(2012)は、奥山がエグゼクティブディレクターを務める沖縄国際映画祭のクリエイターズ・ファクトリーで高い評価を得たという奇縁がある。出演場面は短いながらも、奥山がプロデュースした武正晴監督作『銃 2020』で魅せた体当たり演技が、『女たち』主演への切符になった。自ら脚本作りにも参加し、美咲の抑圧と解放を全身全霊で表現。女優としての凄みを爆発させる。

    美咲が心の拠り所にする親友・香織に扮したのは、人気・実力ともに評価の高い倉科カナ。『真幸くあらば』(2010)を始めとする奥山プロデュース作品のファンであり、長らく奥山との初仕事を熱望していた。それだけに並々ならぬ気迫で難しい役を演じ切った。また脚本からインスピレーションを受けて、ロングヘアーを約 40 センチもバッサリとカット。長いキャリアの中でへばりついた“明るく・可愛く・可憐な女性”というレッテルも自らバッサリと切り捨てた。そのパッションは香織にとって最も重要な場面にも悪天候を呼び寄せ、土砂降りの中での壮絶かつ印象深いシーンを誕生させた。倉科は精神的にバランスを崩した哀しき孤独な女性をリアリズムで体現。“新境地開拓”という手垢のついた言葉だけでは物足りない、新生・倉科カナをスクリーンに焼き付けた。

    生きる目的も失い、自暴自棄で娘に当たり散らす毒母・美津子に挑戦したのは、ベテラン女優の高畑淳子。役作りのために現役の介護ヘルパーに話を聞き、美津子の体の症状と心情を自らの肉体を通して代弁。眉毛のほとんどないノーメイク状態に白髪交じりの毛髪を振り乱して絶叫する姿は、“毒”を超えて“鬼”の様相を呈している。奥山曰く「樹木希林さん以来」という、自らのアイデアを活かした小道具の持参など、美津子が実際に生きて存在しているかのような生活様態を微細に創造。クライマックスでの娘 VS 母の愛憎混じった取っ組み合いは、映画史に残るベストバウトシーンになるだろう。

    そのほか窪塚俊介、サヘル・ローズらネームバリューある逸材のほか、筒井茄奈子ら期待の若手も出演。脚本・監督を務めたのは『おだやかな日常』でメガフォンを取った、内田伸輝。撮影に至るまでに脚本の稿を何度も重ねる慎重さがある一方で、撮影現場では“女たち”に扮した“女優たち”の意見やアイデアに耳を傾け、フレキシブルに対応。スタッフ・キャストに共同作業という一体感を共有させて、いまだかつてないコロナ禍という難しい状況下での撮影を駆け抜けた。

    透き通った青い空と目を奪う豊かな緑。風光明媚な景色の中には、コロナ禍の重く淀んだ空気に囚われて生きる女たちの営みがあった。蓄積された感情がついにスパークしたとき、その衝撃と光線は目を覆わんばかりに眩しく、儚く、そして美しい。

    篠原ゆき子 写真

    「わたしはここにいます。あなたと同じ時代に生きています。」
    私が胸を張って伝えたいことは、実はそれだけのことかもしれません。
    コロナ禍の中でも撮り切ろうという賭けに出てくださった奥山プロデューサー、そして本作りからずっと信頼関係を深めてくださった内田監督に感謝の気持ちでいっぱいです。

    また、ラストシーンへの緊張で心が動かなくなった私に、高畑さんが掛けてくださった言葉はずっと忘れません。
    未熟者なりにスタッフの皆さんに助けていただき、精一杯を出し切ったと思います。

    「女たち」ご覧いただければ幸いです!

    倉科カナ 写真

    「女たち」の脚本を読んだ瞬間、香織はショートだという強い画が浮かび、髪を切りました。女たちというタイトルとは反して女である事を恨んでさえいる様な役柄だったから、自分の見たくない部分を見つめ、もしかしたらこの先もこの役に影響され日常に戻れないんじゃないか、、、って不安になりながらも思い切って飛び込み撮影に挑みました。

    生きる事は苦しい。
    それでも食いしばって生きぬいていく、泥臭く。汚く。それしかないんだとこの映画を作りながら思いました。映画には蜜蜂が象徴的に出てきます。蜜蜂のように一心不乱に生きた女たちを是非、スクリーンで観ていただけたら嬉しいです。

    奥山和由

    --comment

    ずばり女優さんの映画です。彼女たちのパッションで成り立っている作品と言い切りたい。映画が素晴らしいと思うのは、スクリーンに映っている人にもう一度会いたいと思う心の動きと温度を感じられるから。『女たち』からは、悩みの袋小路に追い込まれた人たちのとんでもない感情の爆発がリアルに伝わってくる。すべての人々がこの映画を観たときに、自分と同じ仲間に出会ったような喜びを感じてもらえたら嬉しい。

    --comment

    この度、映画「女たち」のテーマ曲となっている、
    荒木一郎さんの妖精の詩をカバーさせていただきました。

    まるで一つの小説を読んでいるかのような荒木さんの素敵な楽曲達は、
    以前から愛聴していたのですが、
    この「妖精の詩」とは、カバーのお話を通じて、初めて出会いました。
    ”さみしくないとは 云えないけど”
    大人になるとつい飲み込んでしまうような本心に寄り添ってくれる
    このフレーズが大好きです。

    映画「女たち」も、一足先に観させていただき、
    どれだけ哀しくて苦しくても、実は希望って
    小さいものからでも自分で作り出せるのだと気付かされる
    とても素晴らしい作品でした。
    人間の、本当の姿が描かれているように思います。

    まさに、“生きていく”ことを改めて考えさせられた 2020 年を
    映し出しているようなこの作品と、
    生きてゆく中での、悲しみ、憎しみ、虚しさを
    儚くも美しく魅せてくれるこの楽曲は、
    我々の日常へ寄り添い、希望を導いてくれる妖精のような存在です。

    今だからこそ、たくさんの方に見て欲しいです。

    Little Black Dress